2009年4月20日月曜日

Copyright

著作権とか 使用権とか 販売権とか 意匠権とか、、、
権利と名がつくと、なにやら 利害も絡みそうで、出来れば避けたい話題の人は多い。
しかし、RLでそれと背中合わせの仕事をしている身に取ってみれば、それを考えるのは当たり前なのだ。

Lindenは 著作権の保護を詠っているが、その対策は万全ではない。
それは ある意味仕方がないのだと思う。
というのも、デジタルデータという劣化しないデータを広域でやり取りするシステムである以上、データのコピーはやろうと思えば出来る事であって、あとは制作者の意識にまかすしかないという部分が大きいのだ。

だから デジタルデータを広域ネットワークに載せる制作者たちは、制作者として工夫してきた。
暗号を組み込んだり、一部欠落したものを見本にしたり、明らかに劣化したデータを載せたり。

しかし、バーチャルな空間でリアルに生活を演じる為に、良質のデータを求められるSecondLifeの中で、その工夫はあまり受け入れられない。そしてまた、生活するなかで、リアルを踏襲する人たちによって、リアルのコピーは求められていく。

著作権、意匠権、、
リアルのコピーも バーチャル世界の中のもののコピーも、in worldでは同列だ。
であれば、権利も同列のはずだが、そこでは、すでに常識になっているリアルの世界の権利は忘れられて、都合のいいin worldの常識がまかり通る。

よく解らない。
リアルをまねするのは解る。そして、世界のどこかに、同じようなものが好きで同じようなものをまねして、同じようなものが出来上がる、、っていうのも解る。
しかし、まったくそのものをコピーするっていうのは、どういう了見なんだろう?
成果だけをかっさらっていくというのが、ものを作る人のする姿勢なんだろうか?
それは制作者じゃなくて、ただの 盗人だろう。
クリエーター名に 盗人の名前を表示して 平気なんだろうか?

かの世界には 何一つ 自然に出来上がったものはない。
道ばたの石ころ一つも、誰かが作ってそこに置いたものなのだ。
花の咲く角度一つ、描く人の意思なのだ。
服のしわだって、肌の色だって、髪の一筋だって。

コピーして、私が作りましたって言っちゃいけないのだ。
言った瞬間から それは 制作者ではなく 盗人になるのだよ、、、、、解ってる?

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