終わりを切り出したのは自分なのに、どうして涙が出るんだろう。
これで2人を結んでいた関係の名称が、変わる。
たったそれだけの事なのに。
私は、何か間違いをしたのだろうか?
離してはいけない手を離したのだろうか?
後ろを振り向かない。その暇があったら、最善の道を選ぶために、しっかりと前を見ろ。
でも 前を見ていても、背中で貴方のいるはずの方向を探して、私はやっぱり 涙する。
好きだという気持ちのために 不幸になってはいけない。
それは 自分を幸せにするためにある気持ちなんだから。
それが 私の信じる方向だ。
私を 好きだという貴方が それゆえ、辛いことも 解っていた。
貴方の辛さが読めるから、好きだという言葉を投げることもできなかった。
足りなかったのは何だろう。
もっともっと 二人で居る時間があればよかったんだろうか。
過ぎた時間は やり直しはきかない。
やり直しがきかないから、私は道を選んだ。
好きだと言わずに居られる関係へと進む事にした。
2人でうずくまって寝転んでいたあの時間が 本当に今でも愛しいと思う。
できれば いつかは 貴方を自分の子宮の中に埋めて、
この世界が愛しいもので満ちている場所に 貴方を生んであげたいと思う。
いくら愛しても、何の負担もなく貴方が受け止められる場所に生んであげたいと思う。
愛してるよ。
きっと。ずっと。
ありがとう。
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