彼の名前は Lie という。
もちろん本当の名前ではない。賞賛を込めたニックネーム。
彼はフォトグラファーと紹介する事が多いが、本人は カメラマンだという。
「どこが違うの?」と聞くと、
フォトグラファーは 写真で表現する人で、カメラマンは 写真を撮る人なんだという。
「そう、僕はただのカメラなのさ。」
と、彼は言う。
かれは イタリア人で、片言の英語を話す。
私は日本人で、片言の英語を話す。
彼の言っている意味が全部理解出来ているとは、言い難い。
、、、が、それはどうでもいい。
重要なのは、彼は嘘つきだという事だ。
なぜそのニックネームがついたかと言うと、彼が撮るのは、ほとんどが ポートレートだからだ。
彼に撮られた写真をみて、モデルは開口一番こういうのだ。
「嘘!」
大抵、モデルがそこに見るのは、「自分ではない自分」だからだ。
彼の仕事のパートナーは mago と呼ばれている。
メイク担当で、撮影のアシスタントもするし、時にはセットも作る。スタイリストもする。
magoは イタリア語で マジシャン。
彼女は(男のような恰好をしているが、れっきとした女性で、2人の子供のいいおかぁさんだ)この賞賛のニックネームを大変気に入っている。
一方 Lie も、このニックネームを気に入っている。
女の子を、嘘のように奇麗に撮るのが、自分の使命だと言っているから、多分気に入っているんだと思う。
さて、昨年末に、彼らと一緒に仕事をする機会があって、仕事とは思えない始終笑い転げる楽しい時間を過ごさせていただいたのだが、
その折に、この Lieから プロポーズを受けた。
といっても、実際に結婚しようという話ではなくて、お互いSecond Lifeをやってるってことが解って、それじゃ中で パートナーになろうよ、、って話。
「僕はこんなにも 女性を愛しているのに、あっちの世界では、口説くのが下手で、彼女の一人もいないんだ。パートナーがいれば、もっと女の子も安心すると思うんだ。」
いやーーーそれって、、かなり失礼なプロポーズじゃないですか?
っていうかね、、浮気の方がみんな安心するって、、どういう文化なんですか??
いや 恋愛至上主義とか言ってる私ですから、べつに 2-3人、5-6人 恋人いてもいいとは思いますが、釣りの道具にするなよ、、、人の事を。
ま、もちろん、イタリア男は、フォローも忘れてませんでしたけどね。
しかし、私のアバター名は教えておりません。
「もし、貴方がin worldで私を見つけることが出来たら、パートナーになってあげてもいいよ」
、、、日本人、何万人登録してるのか知りませんが、まず無理でしょうねぇ。。。
会ったのが11月9日で 半年の約束だったから、5月9日が期限切れでした。
写真は 彼が送ってくれた、私の写真。
ネットで RLの顔を晒すのは、危険だって十分承知してますが、全く気にしません。
なぜって?
この顔を RLの私を知ってる人に見せたら こういわれたからです。
「くれぐれもオフ前に人に見せるなよ。慰謝料取られるぞ」
それくらい 現実とかけ離れています、、ww
そりゃそうです。
Lie が撮った写真ですから、、、、、、。
(とはいっても、やっぱり止めとけって さっき友人に言われたので、顔半分切りました、、、、><)
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